脂質代謝解析 Lipo TEST

脂質代謝異常について

人間の健康診断で悪玉コレステロールが高いなど、脂質代謝に関する話はよく聞きます。実はワンちゃんやネコちゃんでも善玉コレステロールや悪玉コレステロールの測定ができることをご存知ですか?

ワンちゃんやネコちゃんでは人間のような動脈硬化や心筋梗塞は起こりにくいと言われていますが、最近になって脂質代謝異常による肝臓病や糖尿病、様々なホルモン疾患との関連があると言われるようになってきました。

脂質代謝異常は人間と同じように血液検査で調べます。体内にあるリポ蛋白を測定することで診断をします。

リポ蛋白とは?

コレステロールや中性脂肪などの脂質は水に溶けないため、リポ蛋白という水に溶けやすい状態になって血液中に存在しています。

リポ蛋白はその大きさや構造から、いくつかの種類に分類されます。

 

代表的な物は4種類あります。

 

CM(キロミクロン) 食べ物から作られる。腸から吸収された脂質を肝臓に運ぶ。

 

VLDL 肝臓で作られ、血液中に分泌される。

 

LDL(悪玉コレステロール) 細胞内に取り込まれてコレステロールを供給する。

 

HDL(善玉コレステロール) 細胞や血管の不要なコレステロールを肝臓に戻す。

 

一般的な生化学検査で測定する中性脂肪やコレステロールはこれらのリポ蛋白内に含まれるものの総和になります。 


ワンちゃんやネコちゃんでは空腹時にはHDL以外はほとんど検出されません。 

しかし、何らかの代謝異常があると他のリポ蛋白の上昇が認められます。

 

ペルオキシターゼと脂肪の燃焼

脂肪を効率よく燃焼させるためには、ペルオキシターゼという細胞内にある構造が関与しています。これは加齢により減少してしまいます。

 

ペルオキシソームを増やす働きがある物質がいくつか発見されています。

 甲状腺ホルモン、性ホルモン

 9-oxo-ODA(トマトに含まれる成分)

 オレイン酸(一価不飽和脂肪酸)

 EPA、DHA(オメガ3脂肪酸)

脂質代謝を上げるためにはこれらを含んだ食事を食べる事も重要です。

このような考えに基づいた、代謝を上げるための処方食もあります。

脂質代謝異常でみられる症状

◉絶食時のコレステロール、中性脂肪が基準値を超えていた。

◉減量用フードを使用しているのに痩せない。

◉脂っぽい食べ物を食べると吐いたり下痢をしたりする。

◉皮膚がベタベタしていて痒がる。

 

当てはまる症状があったら、もしかしたら脂質代謝異常があるかもしれません。

場合によっては投薬が必要な場合もあります。

 

詳しくは病院までご相談ください。